死んだような日々

26歳ニートの死んだような生活

エリザベス

ねえ、エリザベス?いつもあなたが握ってた黄色い帽子はどこへやったの?

 

私の帽子?私の帽子は風の中

私の帽子は分子の礫になったの

 

かわいそうなエリザベス

 

そんなことないわ

 

どうして?いつもいつもいつもいつもご飯を食べる時だってそばに置いておいたじゃない。

 

私、あの帽子ずっと捨てたかったの。捨てたくて捨てたくて仕方なかったの?近くに置いていたのはね?私の嫌いなもの、いつも知っておきたかったからなの。

 

ぼうしきらいだったの?

 

だいっきらいだった。辛かったけど、私の嫌いなものが私の目に見えないところにあるのが我慢ならないの。